みなさん、無軌条電車（トロリーバス）を知っていますか？

　現在、アルペンルートの室堂～大観峰間を走る無軌条電車（トロリーバス）を、
電気バス（普通のバス）に置き換える検討が進められているといいます。

　この通称「トロバス」。以前は排ガスを出さないバスとして、大都市で活躍していましたが、
現在、走っているのは全国で富山県の立山だけ！　電車のように空中に張られた架線から
２本のポール（電車のパンタグラフ）から集電し、モーターで走ります。見かけは “バス” ですが、
走行音、計器、信号、標識などは “電車” で、法的には “鉄道” に分類される「変」な乗り物です。

　みなさん、この「トロバス」を残したいと思いませんか？

　「トロバス」を残したいと思う主な理由は５つ。

（１）　見かけはバスなのに鉄道という「変」な乗り物
（２）　日本では、ここ富山県の立山１か所でしか走っていない
（３）　街の交通を支えてきた “歴史的文化財”、“鉄道文化財” 、“産業遺産” 的な価値がある
（４）　「トロバス」自体が観光資源になる
（５）　日本一標高い鉄道駅が室堂駅ではなくなる

　立山の「トロバス」は、もうここでしか乗れない貴重な交通機関です。
設備の維持問題や「鉄道」たるゆえの新車製造時などの厳しすぎる法的問題などもありますが、
解決できないことはありません。

　みなさん、富山の宝「トロバス」を後世に残しましょう！

　「トロバス」継続的な運行、運行を続けることに、賛同いただける方、いっしょに働きかけたい方、
ご連絡いただければ幸いです。

　tz-2003@p2.tcnet.ne.jp