同じ宇宙戦争ものの映画でも、「スターウォーズ」「宇宙戦争」とは全く異質のこの物語。

こんなロマンチックで面白い宇宙の旅ならしてみたいと思ってしまう。
「まさかねぇ。。。。あり得ないわ」って思いながらも、「いや、私達が知らないだけかもしれない」と思ってしまう地球創生。
子どもから大人まで楽しめるコメディー映画です。

物語は、ある日ヴォゴン人と言う宇宙人が「銀河バイパスの建設」のためと、バイパス予定地である地球を爆破する。一瞬にして宇宙の塵となる地球・・・・・
奇跡的に地球から脱出できた最後の地球人となったのは紅茶の好きな英国人男性アーサー・デント（マーティン・フリーマン）。そして彼の15年来の友人フォード・プリーフェクト（モス・デフ）は実は宇宙人であり、ベストセラー「銀河ヒッチハイク・ガイド」の編集者だった。
フォードに助けられたアーサーはヴォゴン人に捕らえ、そして2人とも宇宙に放り出される。

そこで不可能と言われている宇宙でのヒッチハイクに成功し、「黄金の心」号という宇宙船に救出させるのだった。
その船にいたのは2つの顔を持つ男銀河系大統領のゼイフォード・ビーブルブロックス（サム・ロックウェル）と美少女トリシア・マクミラン（ズーイ・デシャネル）。
4人は銀河の冒険旅行にと出るのだが、そこで待受けていた地球をめぐる驚愕の真実とは・・・・？

メチャクチャおかしなキャラクターの宇宙人たちに人間以上の親しみを持ちそうになってしまう。
フォード・プリーフェクトはナイスガイなんだけど、顔を2つ持ってて突然2つめの顔が出てくるから何とも気持ち悪い。一瞬「ヒョエ～～！」って感じ。
でも、忙しいからと頭脳を2つに分けたと言う発想は今の社会人には共感できる感情かもしれないな。

「スターウォーズ」「宇宙戦争」に肩がこった方、どうぞご覧ください。今度はお腹がよじれて痛くなるかもしれませんが・・・・（笑）
そして「地球って一体何もの？」「イルカって一体どうなってるの？何でイルカなの？」って考えてみるのもいいかもしれません。

text by...  七福神

2005/09/07