写真は、「富山県高等学校名鑑」です。
毎年秋田の担当さんと打ち合わせをして、なぜかたくさん載せてくださっています。
今年はチェリー・ブロッサムとしあわせるーむと両方で、ご紹介いただきました。いつも私の活動を、少しでもたくさんの方に知っていただきたい、とおっしゃって、電話をするたびにあれこれお話をしています。みんなが進学する学校の情報が満載の本です。
本屋さんにもありますが、チェリーにも何冊かあって、また、ダウンロードして印刷もできます。
今日は、県立入試第一日目。
昨日からお天気を気にしていました。
でも、朝起きて、なぜか、しみじみ、みんなにとって、このお天気なんだ、みんな同じ条件の下で頑張るんだ、と思い始めました。
昨日、遠方から、一つの塾に通っているけれど、どうしても国語が、ということで通ってきてくれていた生徒さんのお母さまからお電話がありました(私はちょうどその時、高岡のお母さまとご一緒していました。)。「高岡の塾の先生に、話がしたい。」とご自分からおっしゃったのだそうです。国語について、ほぼほぼ拒否反応を示し、勉強したくない科目だったらしいのですが、その言葉を聞いて、お母さまは、「成長したなあ。」と思われたそうです。
以前は全部解き切るのが精一杯だったのに、時間の余裕が出てきたから、そこをどんなふうに見直せばいいですか、ということでした。あれこれお答えしました。
受験生一人ひとりの顔が目に浮かびます。
国語だけが苦手で、と中新川郡の生徒さんが通ってくれました。短期間だったけれど・・・。
彼は、途中、本心を訊いてみると、当初お話されていた学校ではなくて、英語の強い、進路で、ご自分の進みたい方面で有利な私立の学校に進みたい、とのことでした。
そこで保護者の方と面談して、そうしたら、親御さんも、しっかりお子さんの性格を見て、アドバイスしておられて、というようなお話もありました。
国語は40点満点中20点台だったのが、最後は36点取れた、と言って喜んでくださいました。
なかなか数学の点数が伸びなくて、本当に遠方から通ってくれているのに、と辛くなったお子さんもいらっしゃいました。
最後の最後、私の指示を聞いていなかったことを、ものすごく叱り、厳しい態度に出ました。事態を理解したのか、彼は、ひたすら、基本的な問題に取り組み、あっという間に20点くらい上がりました。
S判定が出たこともありました。お母さまと二人、大騒ぎしていたことが懐かしく思い出されます。
努力家の男子生徒。お兄ちゃんがいて、とてもお兄ちゃんを尊敬しています。そのお兄ちゃん同様、努力が、少しずつ実ってきています。
最後に、面白い生徒さんがいました。
彼が、何の気なしに言った言葉が教師の逆鱗に触れ、「なんで、私は彼とは信頼関係が築けないんでしょうか・・・。」と悩んでお母さまにご相談したことがありましたが、その後、少々冷たくされた彼は、受験前には、すっかり受験生になっており、いつも櫻井の横に座らせて、特訓を受ける羽目になりましたが、もうはや文句も言えない、という感じになっておりました。
彼の、最後の授業での作文を、ブログに上げておきたいと思います。
著作権は、彼から私に移譲されておりますので、大丈夫です。
一緒にお預かりし、中には一緒に授業を受けていた生徒さんたち。
一人ひとりの受験指導でのあれこれを思い返すと、目頭が熱くなってきます。
愛しい愛しい生徒さんたちです。
困らせられたり、怒鳴ったり、こころから叱りつけたこともありました。それはあれこれありました。
最後に、ある生徒が作文に書いてくれました。
学校や塾の仲間と別れるのは寂しいけど・・・。
さらりと想いを書いてくれました。
私も同じ。
明日、彼らが、精一杯、今まで培ってきた力を発揮してくれることを心の底から願っています。