今の高校生男子軍団。
私をいじめているのか、単なる親しみか、それとも実力のほどを試しているのか、ただ単に、理系の先生がそのときいないからか、よく私に、悪びれもせずに、数Ⅲの質問に来るのである。
先日は二年理系男子の質問。
なんだか私が解けると信じてくれているらしいところが、純朴で素直な彼らしい・・・。

わたくしは、れっきとした国語の教師。
ある意味、失礼ではないか・・・、などと怒るわけではなく、三歳児か五歳児の興味津々な子どものように、「えっ、何？数Ⅲ！？よう、私に訊くよねえ・・・。」その無謀さにあきれながら、ひととき、数学の世界に旅立つ。
自分の思考を使って、こうなるはずで・・・、と思っていたら、公式があって、簡単に導ける数もあったりして・・・。
そりゃあ、国語や英語をやるより、刺激的で、訊かれなければ、自分から勉強する機会はあまりないから、だから、それはそれで楽しかったりする。
理系の男子、女子、私まで総動員で、問題を解く。意外に、高三にとっては良い復習になっていたりもして・・・。
最後は理系男子の解法で何とかなって、その彼が、後輩に教えている図。

教えているほうも教えられる方も、とっても楽しそうです。

冬期講習を前に、仲間意識を高めてもらうのはいいことです。
そう、チェリーに来たら、先輩や友だちがいて(あ、先生もね！)、なんとかなる！という安心感をもって、勉強に来てもらいたいものです。
もちろん、そのまま解法を教えたりする人はいません。
○○、出してみたら、分からん？などと、ちょっとアドバイスして、後は自分で解いてみ、という感じの教え方が多いような・・・。
みんなで育っています。