高岡に来て、一番びっくりしたことは、粘り強さです。
誰もが、何にもあきらめないこと。
だから、努力で何とかなることは何とかしてしまうところがあります。
チェリー・ブロッサムは、努力も大切にしながら、それを、詰め込むばかりではなく、思考することで、定着させる、というやり方をしています。
自分で考えることで、覚えることを省力化したり、勉強をもっと面白いものにできると思うからです。
覚えることは覚えなければなりません。
でも、考えることなく、こうすれば解ける、というような解き方では、後々まで財産になるような力にはならないと思います。
考え方をお伝えするようにしています。
先日、あるお母様とお話していたのですが、最近の子は、やり方、を覚えてしまうから、考えない(これは私が言ったのではなく、お母さまの言です。)。
それこそが私の問題視しているところであり、なんとかしたいところでもあります。
私たちの時代は塾なんて行かなかったし、だから、自分で一生懸命考えたけど、今は、塾でやり方を教えられるから・・・。
なあんて、まるで、学生時代の友人と話しているような教育談。笑
それこそ、私が話したい内容です。
そういうことをお話ししてくださる保護者が増えて来られたように思います。
同じ母親目線で、同じ観点からお話しできる・・・。
そう言えば、子育て時代、なんとか自分で考える力を身に着けてほしい、と真に願っていたものでした。
先日、高三の英語長文を生徒と共に読解しながら、知性についての話を読んでいました。
本当の知性というものは、やり方をどれだけたくさん知っているかということではなくて、新しいことに出会ったときに、どんな風に対処するか、という力である。知性を持った人は、うまくいかなくても、それを恥じたりせず、前向きに生きていく、姿勢が、行動を変えるのだ。
受験業界での、不滅の名著と言われる英語の本の中の一節です。
もちろん、受験を目指します。
合格を目指します。だから、成績を伸ばしてもらいます。
でも、できることなら、受験勉強を通して、前向きな、どんなことにもめげない精神性を培ってほしい。
受験勉強を通して、そのプロセスから、絶対にめげない精神性を養ってほしいのです。
テクニックではない、知性を。