3学期が始まりました!
生徒たちは、保護者の方々の温かい思いやりに包まれ、鬼の櫻井のしごきに耐えながら、それでも楽しく問題を解く毎日です。
結構厳しいことを言われながら、精神力の強い面々に育ちつつある彼らは、ちょっとやそっとのことではめげないので、なかなかたくましくなってきているのがわかります。高校に入ってからのことを考えると、今、甘やかしていてはいけません。
ということで、冬期講習も明け、今日のクラスからは、数学の良くできる生徒たちは数学ⅠAの問題を解いています。もちろん過去問や難問を解くことも忘れませんが、もう少し上の問題を解いておく方が、受験当日も少し余裕めで臨めると思います。
受験勉強のさなかの彼らのために、あれこれ差し入れをしていただくことがあり、その中になんとも言えない思いやりを感じ、私はとても嬉しい気持ちになり、励まされています。
お家で生徒さんがどのように教室での勉強について語り、親御さんが想像力を発揮して、生徒たちが一番喜びそうなものを差し入れしてくださっているのことがわかります。
受験生とは別に、最近入られた中1の男子生徒がとっても可愛いのです。
一生懸命に勉強しています。
学校の、部活の顧問の先生に、チェリーのことを、
大阪のおもしろいおばちゃんの先生で、五教科全部、全員教えてて・・・。
と宣伝しているのだそうです。
次の数学の時間に、チェリーの宣伝をしてくれる、と信じているようです。
おみかん一個持って来て、私に半分くれたり、お菓子を一個持って来てくれたり、みんなもその様子が可愛いと思っています。
中3生たちが、頑張っている中で、そういう可愛い後輩の姿が、ちょっと和ませてくれる嬉しいものとなっているようです。
もうすぐ大学受験が始まります。
私は数学と英語を追い上げるのに必死になっています。
中3の数学を教えていて、ああ、高校のあの分野につながるのだなあ・・・、と思っては、今、しっかりやっておいたら、3年後に役に立つんだなあ・・・、としみじみ思いながら、手を抜かせないよう、気を張っています。
高校受験の場合、5教科全体のバランスを考えてしまいがちですが、一方で、高校に入学してからの学習について思いを馳せていなければ、ただ、受験を突破すればいいだけのものになってしまいます。
ともあれ、熱い冬です。
大変、大変、と言われながら、この季節を誰より愛しているのは私です。
冬期講習から3学期に掛けて、毎年生きてる実感が、1年のうちで一番強い時期とも言えます。
生徒さんの将来を見据えながら、どう育てて行こう・・・?
あと2か月、どうやって伸ばしていこう?
入学するまでに必要なことは何だろう?
と考えながら、進めています。
そして最後に、今年のメンバーを褒める一言。
自らやる気があり、やる気の問題と闘うことの少ないメンバーです。
前向きで、自分の人生を、なんとか前に進めようと、向上心の強いメンバーです。
話題の中1生の生徒にはお兄ちゃんもいて、お兄ちゃんは受験生です。
親御さんの、
もっと早くに先生のところに通っていたら良かった・・・。
今までになく2人とも勉強するようになりました。
とのお言葉が嬉しいのです。
教師にとって、やる気になったり、勉強が楽しいと思ってもらえることほど嬉しく、そして励みになることはありません。