皆様、大変ご無沙汰しております。
考えてみれば、夏期講習前にこちらにお邪魔してから、ずいぶん時間が経っていました。
超絶忙しかった夏期講習中は、週に一回はお休みをいただいていたのですが(生徒も私もお休みが必要だと思って・・・。)、2学期になるとそうはいかなくなるのは毎年のことです。
毎年、カラーが変わり、私の対応も微調整の連続になります。
秋になり、新入塾生と共に、復活して、大学受験に再挑戦!という既卒生が戻って来て、とうとう今年も予備校部が出来上がってしまいました。
昨年は、求められて、予備校部を立ち上げましたが、今年も、遅い目の立ち上げですが、とうとう復活しました。
今私は、高校部の理系の面々と、文系の難関大に進もうとしている生徒さんと、後は中三の、勉強がとってもできる人たちを、もっと高みを目指して、確実に合格してもらおうと画策し、あれこれ考えています。戦略を練るのは大好きです。
毎年、親御さんが思っていらっしゃるのとは違う受験の真実をお話して、とにかく落ち着いていただけるように努力します。
世の中に不安材料になる情報は溢れています。
でも、落ち着いて考えることができれば、今何をするべきか?ということが見えてきます。
そして、今するべきことを細分化して、今に集中できる時間の集大成が、受験という関門を通り抜ける力となります。
その辺りのことを面談でお話しております。
今年の高校部は、割と早めに進路指導をして、目指すべきところを明確にし、今何をしなければならないか?ということをしっかり伝えています。
今、どうするべきか?
今、どうあるべきか?
それを折に触れて、お話しし、次の英検は絶対に合格しておいてね、と言いながら、対策指導を行ったり、あるいは、次の考査で数学の○○の分野は、○○点は取っておいてね、などと話していきます。
チェリーに来ていると、私がいろんな話を投げかけるので、仮に国語の授業をあまり受けることができなくても、自ずと国語が上がってきます。
あるお母さまは、マジックですよねー、とおっしゃっていますが、結構関係性から来るものなので、これが、その言葉の投げかけができるような関係にもっていかないと効かないことになります。
ある中学校の、国語のテストが、素晴らしく、
こんな先生がいらっしゃるのなら、私は、生きてきた甲斐があるわ!と話したら、当のその先生にその話をしに行って、
あら、そしたら方針変えんなんね!
と言われたそのテストで、その生徒さんは、前回よりも、15点ほども高い点数を撮ってきました。
なんでも男子では学年一番だったそうです。
その先生のテストで高得点を取れたのなら、ずいぶん読解力が着いて来ているということです。
嬉しい・・・。
また、その中学校の数学の問題も気に入ってしまいました。
なあんて、数学的思考力を問う問題なのかしら・・・?
と喜んで私が解いてしまったのは言うまでもありません。
なにせ、生徒さんのもってくる問題はおもしろい問題があったら、私も解く!と言って、できるまで解いてしまいます。(笑)
また、高校2年生のクラスは、理系がほとんどですが、当然微分や積分の問題や対数など、おもしろいところを持ってくるのですが、忘れていることも多く、教科書やパソコンで調べて、本質的な意味を探すと、あっそうか―!と言って喜び、もちろん、生徒さんにお伝えするのは当然のことです。
私のように、数学苦手と思い詰めていた時代のある人間の数学は、おそらく、めちゃくちゃ簡単に理論を伝えてしまえるような気がします。
なんで?ということなしに公式だけを知って解く、ということが私は苦手です。
でも、本質的なことを知ったら、数学ほど楽しいものはないし、代数処理が得意になりさえすれば、後はおもしろいように数学が解けます。
いつも思うのですが、どこか数学と国語ってつながっていると思います。
今日、あるサイトで読んでいたのですが、東大や京大の数学は、読解力が必要だと書いてありました。
国語の出題も、東大や京大は、生半可な読解力では解けないから、おもしろいとも言えます。
そのレベルまで行かなくても、国語ができれば数学ができるし、逆に数学ができれば、精緻に国語の問題が読めるようになるし、記述式の解答も、きちんと書けるようになります。
そろそろ大学の推薦入試も意識する時期になりました。
推薦入試についても、お伝えしたいことはあるのですが、またの機会にさせていただきます。
とりとめのない文章になってしまいましたが、とりあえず、結構一丸となって頑張っているチェリーの面々です。
それから、私は、ときどき自分の思考力がさびないように、また、より鍛えられるようにと、「哲学カフェ」に参加しています。
月に一回なのですが、この時間が本当に楽しい。
今回のテーマは、カントの『永遠平和のために』という著作についてでした。
高校2年生のときに、そののち受験科目の一つになる倫理社会の時間にカントについて学んだことを思い出し、なんとも嬉しかったのです。
授業を受けていた雰囲気までも思い出してしまいました。
結構大変な思いをさせられ、各分野全部教えられて(たぶん過程のすべての分野を教えられたと思います。)、当時こそは大変でしたが、どの分野についても、一応名前を知っている程度にはわかるのは、当時の先生方のおかげであると思っています。
そういえば、家庭科の先生も厳しくて、お菓子作りの重要性なども語っておられ、それを真に受けて頑張っていたのは、何を隠そう私です。
素朴な心を持った生徒だったので、言われたことを全部まともに聞いてしまうので、結構大変だったと思います。
そういうすべてのことは、今出会っている生徒さんのところに全部還元できたらなあ、と思っています。
とりあえず、今年もリンゴケーキを作ろう!ついでに、クリスマスのシュトーレンも焼こう!と思っています。
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